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雨の日のお堂の中で
●レポーター:奈良市在住 藤原氏 さん
まずはじめに、5分間の瞑想と読経。
「奈良ひとまち大学」初参加の私は、もっと、いかにも「講義」らしいものを勝手に想像していました。
今回はその想定が、良い意味で裏切られました。
雨の日のお堂の中で、ろうそくの火を見つめながら、住職さんのお話を聴く。
まち全体をキャンパスにした大学って、こういうことか、と実感させられました。
授業は、ところどころに笑いのおこる、なごやかなものでした。
特に印象に残ったものとして、「仏様は形がなくて、永遠不滅のもの」というお話がありました。
そして、「心って、身体のどこにあるんでしょうね?」とも。
「心は、形のない、生きている本人にとってはなくなる瞬間のないもの。仏様と同じ。」
「そのことを知っていたら、他人も自分も、傷つけることはできないんです。」
このお話を聴いたときに、なぜだかとてもじーんときました。
もちろん仏教関連の話ばかりではなく、お寺の由来や住職さんの経験談など、初心者にも聴きやすい内容でした。
また機会があれば参加したいと思います。どうもありがとうございました。